家具選びのポイント
6つのポイント
家全体や部屋をどんな「テイスト」にしたいか、イメージを決めておく
家や部屋におけるインテリア全体の方向性、テイストを決定する。ナチュラルやモダンなど、インテリアにはさまざまなテイストがあり複数のテイストを全部取り入れてしまうと、まとまりのない空間になってしまいます。
例えば「北欧系」や「イタリアンモダン」など数多くあり、それぞれに時代背景やフォルムなどが異なります。また、最近人気の「ブルックリンスタイル」など、要素をミックスしたものも出てきているので、できるだけ多くのインテリアを見て、自分がどのテイストを優先したいか見極めてみてください。
どのように暮らすか、ライフスタイルや家での過ごし方を確認する
お子さんがいらっしゃるご家庭は、安全性がとても大事です。ガラスなど、大人だけなら支障がなくても、子どもには向かない素材やデザインがあります。年配の方は部屋が暗いと物が見えにくくなるので照明を明るめにする、ペットを飼っているご家庭では汚れても張り替えられないような素材は使わない、など。
趣味を優先するライフスタイルで遊び場のような空間造りをする場合など、デザインだけでなく実用性が重要な場合などもあります。
間取りを把握する
チョイスできる家具のサイズと配置方法が絞られてきます。
また電源の位置の確認も重要です。
ライフスタイルに合う色を決める
配色のルールは、同系色でなじませるか、アクセントをつけるか大きく2つに分かれます。アクセントをつける場合に気をつけなければいけないのは、主役の色は1つにして、ほかの色はすべて脇役にするということです。
例えば、白・黒・グレーの配色の「イタリアンモダン」スタイルに、赤を差し色にするのは定番です。その時に、色が寂しいからと、赤以外に青や緑などを取り入れると雑多な印象になってしまいます。その場合は、ビビッドな赤とくすんだ赤など、系統違いの赤を組み合わせるのがお勧めです。
素材を重視する
家具には歴史的背景などがあり、細かいルールがたくさんありますが、まずはシンプルに、素材がかもしだす印象のみで選んでよいと思います。あたたかみを感じさせる木の素材は、インテリアにも同じ印象を与え、木の本来の色に近いほどナチュラルな印象になります。
金属は硬くてシャープな印象なので、ぬくもりのある家にしたいなら避けたほうがよいでしょう。逆に、ナチュラルが好きだけれど、少しだけ都会的にしたいという場合には、あえて硬質なものを少しだけ取り入れるのもアリです。
飾り物や小物は規則性を持たせる
小物などを飾るときは、何か一つでも規則性を持たせてあげると、グッとセンスアップします。例えば、色を使わないと決めた場合は、黒・白・グレーで統一する、色を使うなら2色だけで統一するというように。